MISFIT LIFE

INTERVIEW

第2回 不倫よりも不満の方が、人生のエネルギーになる

ダイエットから睡眠まで、健やかに生活するための科学的かつオリジナルな方法をいくつも編み出して、話題を集めている予防医学研究者の石川善樹さんに生活の質を高めるための方法をインタビュー。第2回目は、今年、35歳にして石川先生が初めて気づいたという思考と習慣の話。強烈な不満や欲望こそが生きるエネルギーになる?!

石川 35歳にして初めて、自分と真剣に向き合った。

芳麗自分の欲望に気づくのも生活を測るのも、"自分モニタリング"ですよね。

石川そうですね。

芳麗私もやってみたいです。

石川ではお伺いしますが、芳麗さんは今のご自身の生活にどれだけ不満を持っていますか?

芳麗どれだけの不満......と言いますと?

石川欲望と不満って、裏返しみたいなもんで、不満の大きさが欲望の強さになると思ってます。たとえば僕の人生を振り返ると不満だらけです(笑)

芳麗意外です。

石川僕は明日も自分が生きているとあまり信じられなくて。今日で死ぬかもしれないと常に思っている。一方、僕は研究者です。研究者として生まれたからには、新しい学問を作らないと生きた意味がない。でも、そんな簡単に学問を作れるわけもないから、毎日絶望感を抱いて床についていました。「今日も何もしていない」「ミーティングばかりしていた」って思いながら。

芳麗ぜ、絶望感ですか。

石川はい。もう10数年間、そんな日々を送りながらも何も変わらなかったから、1度きちんと考えてみようと思ったんです。そもそも自分は何があったら1日が満足なのかを、35歳にして初めて真剣に考えた。最初は不満にばかり目がいっていたけど、満足できることを観察して。すると、僕は論文を書き終えた日は満足していたんです。でも、論文を書き終わるなんて1ヶ月に1回もないし、書き終わった時しか満足は得られない。もっと日常的に満足できる方法はなんだろうと考えてみたら、学んだ時は満足して眠れているなと気付いたんです。

芳麗なるほど。

石川そこで、朝2時間くらい勉強するようにしたら、満足度が夜まで継続した。でも、2時間も勉強するのは大変だってすぐに気がついて(笑)、時間としては余裕をもって2時間とるけど、そのなかで1時間勉強できればいいんだなとか。そうやっていろいろ試して、自分は何があると満足するのか、ひとつひとつ発見していきました。

芳麗実験と観察と発見の繰り返しですね。

石川はい。僕の場合、「歩くことで整理される」こともわかりました。だから朝は、渋谷から事務所のある原宿まで寄り道しながら、散歩しています。不満ばかり言う人間から、満足できる人間に改善中です。

石川 なぜ、不倫がしたくなるのか、とことん自分と向き合ってみるといい

芳麗 間違いが起こらなさそうですね!

芳麗でも、いまだに不満がある?

石川ありますよ。たとえば、以前は、たくさんメールが来て返信を強いられることにイラ立っていたんです。僕はメールに応えるために生きているわけじゃないと思っちゃう人間だから。でも、ある時、気づいたんです。「なぜメールが来るのか。名刺にメアドが書いてあるからだ!」と。そこで、名刺からアドレスを削除してみたら、案の定、メールも減ってハッピーです。数年以内にOUTLOOKも削除したいと思っているくらい。

芳麗コペルニクス的転回(笑)。

石川僕の根底にあるのは、強い不満とか怒りなんだなと。でもそういう自分の生き方って、すごい大変そうだなと客観的には思います(笑)

芳麗多く人は不満に対してスポットを当てないというか、意外と無自覚に生きているのかもしれないですね。そもそも自分と向き合うって難しいことですから。

石川そうですね。人は自分と向き合うより、周囲に決めてもらったり、他人の期待に応えて生きている方が楽なんですよね。そこで不満がなければ、それでいい。でも、僕は人一倍、新しい学問を作りたい欲望と、それができていないコンプレックスも強いから。

芳麗......すでに、こんなにも実績があって評価もされているのに?

石川僕にとっての生き方のロールモデルは、アインシュタインやニュートンなど偉大な研究者たちです。それに比べると......ね。
自分の理想の人生を考える上で、心にどういう人間が取り巻いているかが、その人の不満の深さや満足度を決めるんだなと思いました。僕は、ニュートンを目標に置いた時点で、強烈な不満や欲望を抱えるしかなかったんです。

芳麗でも諸刃の剣ながら、強烈な不満や欲望はプラスのエネルギーですね。

石川あー、確かにそういわれるとそうですね。1つの突出した欲望があると、人生の優先順位が明確にはなりますよね。

芳麗たいていの人は、「仕事したい、でも、恋愛もしたい!」、「痩せたい、でも、食べたい!」ですもんね。少なくとも私はそう(笑)

石川最近は不倫の話題も多いけど、それって、男は素敵な女性に本能レベルで突き動かされるから。でも、僕の場合、そこで、自分は一体何に突き動かされているのか考えるんです。それは、男が「(女性の体の)形」に弱いからだなと(笑)。すると、形に興奮する自分でありたいのか、知識に興奮する自分であり続けたいのか、毎日、自分に問う。すると、不倫には興味がなくなります。

芳麗たしかに、うっかり間違うことはなさそう(笑)。

石川毎日、こんな風に自分の行動と感情の振り返りをしています。自分でも面倒くさいですけどね、そうしないと納得できないんです(笑)

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